2014年8月2日土曜日

イスラエルのガザ爆撃・市民虐殺の非難決議を棄権したのは日本の恥

中東、イスラエル南部のガザ地区。細長いエリアなので、英語ではGaza Stripと呼ばれている(Stripとは英語で細長いエリアという意味がある)。



第二次大戦後、裕福なユダヤ人たちは自分たちの帰る場所を求め、欧米に金を出し、イスラエルに入植してきた。そして元々住んでいたパレスチナの人たちはこの狭いガザ地区へ追いやられた。金を受け取った以上、欧米はパレスチナ相手に引くに引けなくなった。

国境はここ160日ほど封鎖されていて、ガザ地区への出入りは陸路では出来ない。

Google Mapで確認すると港はあるようだが、



地中海はイスラエル海軍が待ち構えており、海からの出入りも出来ない。

そこで物資輸送路を確保するため、ハマスが地下にトンネルを掘って物資や武器などを補給している。

イスラエル軍が躍起になってパレスチナの政党「ハマス」を砲撃しているが、実のところハマスは軍隊を持っているわけではなく、反撃しているのは武装集団だ。

上の港周辺の都市を見てもわかる通り、ガザはかなりの密集地帯。170万人もの人が孤立して暮らす、地球上で最大の刑務所と言われている。まるで、旧約聖書に出てくるバビロン捕囚のようだ。


イスラエル軍はこの密集し、軍隊も持たない、ガザの市街地にミサイルを打ち込み、攻め入っている。



市街地を攻撃するわけだから、当然子供も含む多くの一般市民が犠牲となる。


イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区爆撃が続き、市民の犠牲が増えるなか、国連人権理事会はアラブ各国などが提出したイスラエルの軍事作戦を非難する決議案を採択した。


しかし、アメリカに気兼ねした日本はこの決議を棄権した。


看板では「積極的平和主義」を掲げていながら、こんな残酷な市民虐殺を放置しているのでは、看板に偽りありではないか?

日本の「平和主義」とは何なのか?アメリカと共同で武力行使するという意味なのか? それでは、「積極的武力行使」と言った方が適切ではないのか?日本はアメリカの犬なのか?

日本が国連決議を棄権したのは、日本人として恥以外の何でもない。

自民党と軍需産業は戦争をしたがっている。戦争をして、一儲けしたいのだ。

日本がイスラエルに売った武器を使って、こんな残酷な事が容認されていいのか?


まるで地獄絵のようじゃないか。こんな事を見過ごしていて、いいのか?


ナチスのホロコーストとガザの市民虐殺と、一体何の違いがあるのだ?


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